高島おばけ、見たことありますか?幽霊?ではなく、小樽の蜃気楼です
投稿日:2014年06月17日
高島おばけって知っていますか?小樽の高島地区などから見られる蜃気楼のことなんです。小樽市沿岸の石狩湾では、春から初夏にかけて蜃気楼が発生することがあります。対岸の陸地が浮いて見えるなど、とても不思議な、神秘的な風景です。
この自然現象は、江戸時代から知られていて、「高島おばけ」と呼ばれていたそうです。
でも、この高島おばけ。
いつ起きるかもわかりませんし、ずっと起こるものでもありません。しかも、年間で10日程度しか現れないそうです…。
小樽市の資料によると、こんな日に高島おばけが発生しやすいそうです。
・発生しやすい期間は4月から7月
・石狩湾岸の天気が「晴れ」で、日射がある日
・札幌などの石狩湾沿いの陸地の最高気温が、石狩湾の海面温度よりも10℃くらい高くなる日
・石狩湾に陸地からの暖かな空気が、穏やかな風により移り流れること
ということで、今月上旬の北海道での急な猛暑のような気候だと期待高い!ということでしょうかね???
では、実際はどのように見えるのでしょうか。
小樽市総合博物館さんから、蜃気楼の写真をお借りしました!
3枚の写真を合わせたもので、下が通常の景色、その次が蜃気楼のはじまり、一番上が蜃気楼の状態です。
モザイクがかかったように、ボワーンと海に浮き上がっています。
小樽の対岸、石狩市の石油タンク類が、ビヨーンと伸びて長くなっているように見えます。
皆さん、高島おばけ、見たことありませんか?見たことある方のほうが少ないかと思います。
見て見たい!と思いませんか?残念ながら、小樽朝里川温泉のウィンケルビレッジからは海が見えないので、そもそも見られません。でも、車で5分少々で朝里の海岸まで行けます。
これから天気予報を詳しくチェックして、怪しい!と思う日は海辺に張り付かないと!?
見えるといいですね~!!
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