「小樽雪あかりの路」物語3~どうしてボランティアが国内のほか海外からもこんなに集まるの?
投稿日:2012年02月10日
小樽雪あかりの路の運営には、のべ2700人ものボランティアが携わります。
小樽市民はもちろん、観光で来る方、海外からの団体も加わります。
開催当初はスキースクールや知人が中心でしたが、続けていくことで小樽市民の方々が自ら参加されるようになったそうです。
小樽には、小樽運河を埋め立てるか保存するかという長年の論争と市民による保存活動が続いていたという歴史があります。
自分たちの街を自分たちで作る、というような意識が高いのですね~♪
でも、なぜ海外からたくさんのボランティアが来るのでしょうか???
そのヒミツを、米花さんが教えて下さいました。
「最初はねー、第2回開催の時かな。仕掛けたんだよ、韓国行って。」
???
なんと、韓国のお土産屋さんで働く女性に、「宿泊割引格安、旅費だけ自腹、小樽に来てこんなことしてみない?」と声をかけて数人が来たことが最初だったそうです!!
これってナンパ???
社長、やりますネ♪
でも、これがきっかけで今後につながっていきます。
当時、ウィンケルのスタッフに韓国の留学生でユン・ミンソクさんという方が入りました。
韓国から同じように、もっと人来てもらえるようにしたい。
米花さんの指示で、ユンさんがホームページなどwebを使い第5回開催の時に10人ほど集めました。
その後、webでの募集のほか口コミでも広まり、40人の定員に最大750人もの応募が来るようになりました。
現在ではOKOVO(オコボ)というボランティア事務局がソウルにでき、小樽雪あかりの路でのボランティアへ行くために、なんと夏に合宿をしたりレクチャーをしたり、かなりアツい活動をしています。韓国での人選もソウルの事務局が行っています。
日本よりも気合い入っている???すごいですよね!
海外勢は韓国だけではありません。ユンさんの呼びかけで、オーストラリアや中国からも来るようになりました。
彼らの宿は、ウィンケルビレッジの貸別荘。
特別に光熱費程度の格安で宿泊しつつ毎日夜遅くまでボランティアとして夜の街で灯を守り続けています。
海外からの方とともに、札幌や本州からの観光客のボランティアや、地元市民の力を合わさり、小樽雪あかりの路が支えられています。
のべ2700人もの人をボランティアとして惹きつけるイベント。
想いやメッセージがあるイベントだからこそのようです。
次回、このイベントのねらいについて伺ったことをご紹介します。
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