「小樽雪あかりの路」物語2~もしこの時失敗していたらキャンドルが運河に浮かぶことはなかった!!
投稿日:2012年02月09日
小樽雪あかりの路。
スタートする前に、どうやって開催するのか、そもそも何をするのか、でも問題や対立もありました。
山口さん 「運河の水面に火を浮かべたい」
米花さん 「浮き玉にしてみませんか?」
「浮き玉の中にローソクを入れて運河に浮かべましょう」
ところが部会では、全ての人に反対されてしまいました。
ほか皆さま 「ローソクはすぐ消える。だから電気でやろう。」
二人は強硬に反対しました。
結果、一度運河で実験をしてみて消えなかったら火でやっていい、ということになりました。
小樽運河での実験は無事に成功をして、今のようなキャンドルを灯して開催することが決まりました。
この時もしも失敗していたら・・・
電気開催なんてことに!?
今とは全く違うイベントになりそうです・・・。
この実験、運命の分かれ道でした。
でも、問題はこれだけではなかったそうです。
「ところで誰が火をつけるのさ?」
真冬の雪が降る夜。
しかも運河の水面。
こんなところで毎日誰が火をつけるのか。。。
業者さんに依頼しようと見積もりを取ってみたものの、とーっても高い見積もり。
結局、ウィンケルが引き受け、スキースクールのスタッフ20~30人がやることになりました。
普通の人にはできない、冬のアウトドアの達人だからこそできる作業です。
最初の頃の開催では、運河に浮かべる浮き玉も散策路のスノーキャンドルも全てスキースクールのスタッフが担当をしていました。
ところが、小樽市内や札幌近辺では『小樽雪あかりの路』というイベントは多少知られるようになりましたが、本州からの観光客には全く知られていませんでした。
何のためのものかわからない観光客に毎日ふざけ半分はしゃいで「キーック!」・・・
せっかく作ったスノーキャンドルを蹴り飛ばされてしまっていたそうです。。。
開催して3,4年を迎えた位からしだいに認知されるようになると蹴り飛ばされることもなくなり、ボランティアの市民や観光客が次第に増えていきました。
今では大半の作業を市民や国内外から集まる一般のボランティアが担当をし、
ワイヤーをたぐりよせ・・・などノウハウや技術が必要な運河の浮き玉のみスキースクールのスタッフが担当をしています。
ボランティアのスタッフはなぜ増えていったのでしょうか。
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